こんばんは。
突然だが、僕はバンドをやっている。
いつごろからだったのか、音楽の道に進もうと何故か思ったのだ。
それは本当に突然でいて、普通なことだった。
大好きな音楽を自然に奏でる。それが様々な人たちに聴いてもらえる。
これはすごい。楽しい。そして大きい。などと、始めた頃は漠然とそう思っていた。
だけど、音楽でお金をもらえるようになり、一緒に仕事をする人もどんどん増えていったとき、
僕たちはパンクした。(パンクロックっていみじゃないよ)
一気にバンドに対しての魅力を失ったのだ。僕がね。
何をどうすればいいのか、わからなくなって、でもライブツアーや、メディアの仕事はそんなこととはお構いなしに、決まっていた。
無我夢中でもがいた。
たくさん失った。
バンドをやめようかな〜なんて思った。
ツアーが一段落してもその思いは変わらなくて、結局、約3ヶ月くらい休んだ。
その間、僕は新しい音楽についてチャレンジし始めた。
もちろんたくさん遊びもした。うん。
そうこうしている間に次にやってみたいことが見つかった。
どんどんそれにのめり込んで、近頃やっと自分のフィルターに通せるようになった。
なんだか新しい洋服を手に入れた気分。
そうなってきて、またバンドが楽しくなってきた。
あれはなんだったんだろう、、、と思うほどである。いろんな事が許せちゃう。
ある時、僕はこんなことを聞いた。
音楽は、色々なカタチがあるけど、ちゃんと骨があって肉がある。そんでそれを見せるための洋服がある。言葉は骨格で、肉はメロディ、洋服はアレンジ。
こんな構図が出来上がった瞬間、
僕はもう、何をやってもいいじゃないか、と思ったのだ。
この構図は音楽だけじゃなくて、創作するもの、販売するもの、様々な仕事というものに繋がっている。
だから過去の偉人たちの作品は残っていくんだ〜僕らはそれを今の時代でできる洋服を自分のサイズに合わせてやればいいのか、、、そしてそれは奇抜でいて普遍的なものこそ素晴らしい気がする。と思った。
カルチャーというものに、でっかい風穴を開ける意欲がなければ、創作芸術をやってる意味が無い。
それ以外は、良くも悪くも自己完結の域を超えれないだろう。断言できる。
ただ、僕は誹謗中傷は全然してない。このブログは思いっきり自己完結。
仲間以外疎外さ。
だけど、僕の音楽は、仕事は、自己完結でいたくない。
外に向けて自己表現する事は、勇気がいる。
抽象的であろうが、確信的であろうが、自分の持ってる武器で世界を暴こうとする人は、いつだって僕に勇気をくれるヒーローだ。最高で、最愛な暴力だ。
僕もそんな優しい暴力に満ちた音楽家になっていきたい。ちゅうか成る。